天上天下唯我独尊  2018年04月01日

 ルンビニという花園で、2500年ほど前お釈迦さまは誕生されました。色とりどりの花に囲まれて生誕されたのです。4月8日はお釈迦さまの誕生日。誕生時に、「天上天下唯我独尊」と言われたという伝説があります。

 毎年夏に子供たちを募り、1泊2日でお寺の林間学校を開催しています。私もその林間学校の運営をお手伝いしています。ある年の林間での話です。ある男の子が泣いていました。事情を聞くと、「僕の話を聞いてくれない」ということでした。その男の子が入っている班の子たちに話を聞くと、「だって自分勝手なんだもん」と言います。どうやら、その泣いていた男の子は、自分勝手に行動して周りの話は聞かなかった。その結果、周りも聞いてくれなくなったようでした。
「唯我独尊」とは、自己中心や自分勝手と受け取られることが多いですが、この「我」とは「私」という意味ではなく、「一人ひとり」という意味です。私たち一人ひとりが大切な存在であるという意味なのです。自分のことばかりだと、周りは離れていきます。ですが、周りを大切にされている方は、きっと周りから大切にされているのではないでしょうか。自分が大切なのは、他者も同じなのです。

 男の子に「周りの話をきちんと聞いていた?」と尋ねました。「でも」「だって」最初は、自分のことばかりでした。でも、少し理解できたようで、ケンカも少しはありましたが、仲良く過ごしてくれました。一人ひとりが大切な存在です。