ひと休み  2015年03月08日

困難に直面した時、そのことに集中し過ぎて、周りが見えなくなってしまうことはないでしょうか。私は何度もあります。そうなってしまっては、その問題を乗り越える方法も見つからず、心身共に疲れてしまいます。そんな時には、息ぬく力が必要ではないでしょうか。

「息ぬく」を調べますと、「途中でひと休みする」とあります。つまり、息ぬく力とは、「ひと休みする方法」ということではないでしょうか。
そんな時に私は、「深呼吸」を行います。多くの方は、息を「吸ってから吐く」のだと思いますが、私が教わったのは、息を「吐いてから吸う」という順番です。全身に溜まった空気を口から出し切り、それから、新しい空気を鼻から取り込むのです。空気を出すと全身の力が抜け、吸いこむことで心身ともに落ち着くのです。そうして、ひと休みすると、冷静に周りが見えたり、新たな発見があったりして、問題にもう一度取り組むことが出来るのです。これが、私にとって人生を生き抜く方法になっています。

深呼吸は私なりの方法ですが、人それぞれに息をぬく方法があるのだと思います。息をぬく方法「息ぬく力」を養うことで、直面した問題を違う角度から見ることができれば、人生を生き抜く方法、つまり「生き抜く力」が養われるのだと、私は思います。

合掌