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自利利他 | お寺での慶事・七五三・初参り(お宮参り)浄土宗 宗念寺(そうねんじ) 大阪

自利利他  2025年06月01日

 大活躍中の大谷翔平選手。高校生の頃、恩師である監督から「ゴミは運を拾うものだ」と教えられました。それ以来、大谷選手はゴミを拾うようになり、現在でも球場でゴミを見つけると拾うのだそうです。

 自利利他とは、簡単に言えば「自分のために、そして他者のために」という意味です。自分のためにした行動が他者のためになり、また他者のためにした行動が自分のためになることは少なくありません。お念仏もまさにこの自利利他の精神を体現しています。亡き方の供養のためにお念仏を称えることは、不思議なことに自分自身の極楽往生のためのお念仏にもなっているのです。逆に、自分のために称える念仏も、延いては先立たれた方への供養となっているのです。さらに、お念仏を称える姿は周囲の人々にも影響を与えます。例えば、隣の人がお念仏を称えていたら、「私も…」と思い、一緒に称えたくなることがあるでしょう。一人では称えづらくても、誰かと一緒なら称えやすいかもしれません。もし、率先して貴方がお念仏を称えれば、周囲の人々も自然と念仏を称えるようになるかもしれません。このように、お念仏を称えることは「自分のためにも、他者のためにも」なるのです。

 大谷翔平選手がメジャーリーグという憧れの舞台で活躍するように、どんなに些細なことでも、将来大きな成果につながる可能性があります。お念仏はたった六字の短い言葉ですが、のちに大きな力をもたらしてくれる尊い言葉です。

合掌