見上げる空に 仏のひかり  2021年12月01日

 光には、部屋全体を明るくするものから、スポットライトのようなポイントに当てるものまで色々あります。全体が明るいと周りがよく見えますし、スポットライトの光ではそのポイントがより際立ちます。

 阿弥陀さまはご自身の体から光を放っておられます。生きとし生けるものを全てに光を照らしてくださる光と、一人ひとりにスポットライトのような光を当ててくださっています。なぜ2種類の光を当ててくださっているのでしょうか。全てを照らしてくださっている光には、阿弥陀さまが「全ての者を救いたい」という想いが込められていて、スポットライトのような光には、人々の「極楽に生まれたい」という願いに応えるためなのです。この願いを阿弥陀さまにお伝えする言葉が「南無阿弥陀仏」なのです。全ての人を救いたいという想いで生きとし生ける者全てを照らしてくださり、その中でも、お念仏を称える者にスポットライトを当ててくださっているのです。実は、このスポットライトが当たっている人のみが極楽に生まれられるのです。ですが、どちらの光も私たちには見えません。全てを照らしてくれる光が見えたら、スポットライトが見えたら、どれほど心強いことでしょう。

 私たちには光が見えませんが、間違いなく阿弥陀さまは光を放っておられます。太陽や月の光のように、いつも照らしてくださっているのです。あとは、私たちがスポットライトの光が当たるようにお念仏するだけです。